木陰亭昔語り 第23回

~白山神社の中の神社・1~

ある年のお正月のこと。木陰亭さんに連れられ、白山神社に初詣に行きました。神社本殿での参拝を終えると、木陰亭さんはわたしの手を引き、人混みを外れました。

― それでは、木陰亭さんに語ってもらいましょう ―


「実は、もう一つ詣でたい神社があるんじゃ。といっても、白山神社の中に同居している神様でな。ほれ、そこに階段があるじゃろ。あれは、白山会館の下をくぐり抜けるトンネルなんじゃよ。このトンネルを抜けて、白山会館の裏側に沿って進むと……。もう一つ鳥居がある。ここを折れて少し行くと……。

ほら、あった。なに? 御神輿みたいじゃと? 確かにナリは小さいがの。これでも由緒ある神社なんじゃぞ。その名を、松尾神社と云う。京都最古の神社、松尾大社の分社じゃよ。松尾大社は、渡来系の秦氏によって創建された神社でな。秦氏は酒造の技術も日本に伝えたことから、酒造りの神様として信仰されておる。今でも、全国の造り酒屋には必ず、この松尾大明神を祀った神棚があるんじゃよ。ま、酒造りの神様であって、決して酒飲みの神様ではないんじゃがの。正月には、必ず参るようにしておる次第じゃ。」

株式会社はあとふるあたご

総務部 経理財務課

斉藤 正明

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