波田野先生のコラム 第28回

『高血圧について』

血管の中を血液が通る時、血管にかかる圧力を血圧といいます。心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は血圧が最高になり、これを収縮期血圧と呼び、収縮後に心臓が拡張した時に血圧が最低となり、これを拡張期血圧といいます。日本高血圧学会では収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上を高血圧と診断しています。現在の日本では高血圧の人は多く、約780万人もの人が高血圧で治療を受けています。

高血圧には、原因がはっきりしている二次性高血圧(内分泌系の病気など)と、原因が特定できない本態性高血圧があります。日本人の9割は本態性高血圧で、血圧の上がりやすい体質の人が、塩分の摂りすぎや、喫煙、運動不足、過剰なストレス、飲酒などのライフスタイルなどが影響して、高血圧を発症すると考えられています。高血圧を放置すると、長年かかって血管が硬くなる動脈硬化が徐々に進行し、心臓の病気(狭心症、心筋梗塞)や脳血管の病気(脳出血、脳梗塞)等の合併症を引き起こす恐れがあります。一般的に高血圧の自覚症状は無いことが多く、定期的に血圧を測定したり、健診を受けて早めに発見することが重要と考えられます。

高血圧の予防には、日常生活での生活習慣の改善が重要と考えられます。減塩、禁煙、運動に留意し、趣味を持ちストレスを減らし、高血圧の予防に心がけましょう。生活面での工夫をしても血圧が改善されなければ、薬物療法がありますので、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。

☆☆ 高血圧への対処法 ☆☆

1)適度な運動習慣

2)塩分の摂りすぎに注意(1日6g未満を目標)

3)禁煙

4)適正飲酒(1日1合)

5)野菜を多めに、脂肪摂取制限

6)ストレス解消の工夫を

波田野先生

丸山診療所所長

波田野 徹 先生

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